MFIに向けてサイトのモバイル対応してますか?

updade : 2017/11/03

スマートフォン対応って必要?

もはやウェブサイトのスマートフォン対応(モバイル対応)は必須となりつつありますが、みなさんのサイトはスマートフォン対応はしていますか?スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末は、すでにPCの出荷台数の3倍程もあり、名実ともに「モバイルファースト」の時代がやってきました。ここではなぜスマートフォン対応が必要なのか具体的に説明します。

国内モバイルデバイス市場出荷台数予測(IDC Japan調べ)

インターネット利用の大半はスマートフォンから

2017年のLINE調べによると、15~59歳の男女(年齢は人口構成比に沿って抽出)のネット利用者の内スマホ利用者は85%、PC利用者は46%と大きく差がついきました。さらに、スマホのみを利用している人は46%、PCのみを利用している人は6%と、PCに向けたサイトだけでは時代に沿っていないことがわかります。

閲覧者のストレスが直帰率、離脱率に大きく影響

上述のスマートフォン利用がメインの環境の中、スマホ対応をしていないサイトは「見づらい」のただ一言に尽きるのです。
Googleが行ったアンケート調査では、スマホ未対応のホームページをスマートフォンで閲覧した結果48%の人がイライラやストレスを感じる36%の人が時間を無駄にしているように感じると回答しています。
出典:Mobile-friendly sites turn visitors into customers(Google)
さらに、上記のGoogleのアンケートでは、スマートフォンでホームページが上手く閲覧できなかった場合、52%の人が、ホームページを運営する企業へ関わる意欲が削がれると感じる48%の人が、その企業は自分たちの事業に対して熱心でないのではないかと感じるとの結果がでています。
このストレスがサイトの直帰率や離脱率に結びついてしまうのです。モバイル対応されているサイトが多い中、未対応のサイトでは入っただけで「戻る」を押してしまう人がいるのも頷けます。

BtoBでもスマホ対応が必須

「対企業向け(BtoB)の事業だから、スマホ対応しなくても大丈夫だと思っている」というあなた!確かにコンシューマ向けのサイトに比べてPCの利用率は高いですが、ビジネスシーンでもモバイルを利用するシーンは確実に増えています。2年前の情報ですが、公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会が2015年に発表した「第6回 企業内Web閲覧環境に関する調査」によりますと、目的企業のプレスリリースや企業情報、製品・サービスの情報を取得する際に、約半数以上のビジネスユーザーが個人所有のスマートフォンを使用している調査結果が発表されています。

BtoBでもスマホ対応が必要な理由は「ビジネスユーザーがスマートフォンを使用しているから」という理由だけではありません。

競合他社と大きな差

競合他社がスマートフォン対応だけでなく、ランディングページなどで商品を魅力的に魅せていた場合、「今後時代に沿ったサービスや製品を提供してくれそうだ」と感じるのはどちらでしょうか?

ホームページは会社の顔でもあります。時代に沿ったサービスや製品を提供するのはどの会社にとっても必要なことですが、サイトが時代に沿っていない状態のままではお客様に与える印象も変わってしまいます。

現在では、「ブランドイメージや知名度の向上、営業の補助ツールとしてWebサイトを使いたい」という旧来の要望だけでなく「Webサイトから案件相談を得ること」を目的にした利用をする企業も多くなってきています。スマートフォン対応をしていない企業と、WEBを積極的に利用する企業とでは受けるイメージに大きな差ができてしまいます。

リクルート活動に大きく影響

そのイメージは採用活動にも影響を大きく及ぼします。マイナビが就活生に行ったアンケート調査では、「採用ホームページはスマートフォン向けに最適化(スマホ対応)されていた方がよいか?」との質問に対し、「最適化されていた方がよい」と答えた方が45.8%と一番多く、「PC画面と同様でも気にならない」の11.6%を大きく引き離しています。

また、スマホ最適化を望む就活生の割合は年々上昇しています。

出典: 「2016年卒マイナビ学生就職モニター調査 6月の活動状況」(マイナビ)

 

MFI(モバイルファーストインデックス)の導入

2016年に Googleが発表した「モバイルファースト インデックス(MFI:Mobile First Indexing)」が、2018年頃に実装されます。詳細な時期は未定ですが、導入することは確実に決まっており、来る時に備えて対応が必要となっています。

MFIが始まると、 Googleは従来のPCサイトではなくスマートフォンサイト( モバイルサイト)を基準に順位付けをすることになります。

モバイルファーストインデックス(MFI)とは

まずインデックスとは何か、これは検索結果の順位付けのことです。Googleは様々な要素を元にサイトの順位付けを行っています。この方法について、Googleが2016年に発表した「PCサイトを元にした順位付け」から「モバイルサイトを元にした順位付け」に変更すると発表をしました。これがモバイルファーストインデックスと言われています。

モバイルファーストインデックス(MFI)に向けての対策

まずはスマートフォン対応を始めること。その上でGoogleから既に発表されている下記のポイントに気をつけて対応を進める必要があります。

  1. モバイル対応を中途半端にしない事
  2. モバイル向けページ向けのコンテンツを省略しない事

モバイル向けのページがないからといって、検索結果から消えてしまうわけではありません。これまで同様デスクトップ向けページを評価して表示します。しかし、モバイル対応をしているかどうかは順位付けに反映される要素と公表されており、不利であることは明らかです。

また、デスクトップ用サイトとモバイル用サイトのコンテンツが同等であることを基準としており、モバイル向けのページでコンテンツを省略している場合はマイナス評価を受けてしまう事になるのです。

以上のことから、今後のWEB情勢をふまえてモバイルサイト対応にすること、そして、既に対応済みのモバイルサイトもMFIに備えて再度見直し&対応が必要になります。

 

まとめ : スマートフォン対応サイトを作ろう

長々と説明してきましたが、以上がスマホ対応(モバイル対応)サイトが必要な理由です。

いくつも理由はありますが、ただただ単純に「お客様に届きやすいかどうか」ということが一番大事かもしれませんね。

Onit(オニット)ではスマートフォン対応のみの制作も請け負っています。サイトを全部作り変える予算はないけど、スマートフォン対応はしておきたいという方は、コストを抑え、MFIにも最適な方法(レスポンシブサイト)にて制作いたしますので、お気軽に一度お問合せ下さい。